兵庫県加西市の高橋晴彦市長が、19日、ラジオ関西の生放送に出演。『気球の飛ぶまち』として知られるようになった背景には第二次世界大戦が大きく関わり、平和を後世に伝えていく大切さも強調。その他、豊富な歴史遺産や新たなグルメで盛り上がる市の魅力について語った。
加西市は、兵庫県の播磨南東部に位置する、人口約4万1000人(2024・令和6年12月末時点)の街。温暖な気候で冬の降水量が少なく、田園風景の中に、数多くのため池がとけ込んでいる。京阪神から車で1時間というアクセスの良さから、ものづくり産業が集結。三洋電機発祥の地でもある。
また、歴史遺産も豊富。三重塔などが国宝に指定されている天台宗の寺院『法華山一乗寺』や、江戸時代初期のものと思われる石仏500体がそのまま残る『五百羅漢』といった観光スポットが市内各所にある。

さらに、全長100メートルの前方後円墳・玉丘古墳をはじめとする大小10基の古墳で構成される、国指定文化財『玉丘古墳群』が古代ファンを魅了している。
市内には、第二次世界大戦中、姫路海軍航空隊の戦闘機の練習場だった『鶉野(うずらの)飛行場跡』が残る。現在は、平和学習ができるミュージアム『加西市地域活性化拠点施設・soraかさい』を併設しており、高橋市長は「後世に伝えるため、大切に残していきたい」と話した。
この地に飛行場があったのは「気流が安定しているから」だという。その気象条件を利用し、10年ほど前から加西の新たな顔となったレジャーについて、高橋市長は次のように語った。




