「早口言葉」←認知症予防になるってホント? 7つに分類される“苦手”とは? 有識者が例を挙げ解説 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「早口言葉」←認知症予防になるってホント? 7つに分類される“苦手”とは? 有識者が例を挙げ解説

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【苦手:その5】同じ音が続く

●チェック
「そのバナナは 奈々の バナナなの」
●鍛える
「引き続き 一人ずつ 説得を続けています」

【苦手:その6】小さい“や・ゆ・よ・つ”が入る

●チェック
「魔術師手術中 奇術師施術中」
●鍛える
「水陸両用車両 療養者専用車両」

そのバナナは 奈々の バナナなの

【苦手:その7】ひと息で言いにくい・言い切るまでに呼吸が続かない

●チェック
「道端の石地蔵 50畳の柔道場 お嬢さんの理想像 平和の少女像」
●鍛える
「車掌さん車内でシャックリのし通し 社長さん車内でシャックリのし通し 市長さん市庁舎でシャックリのし通し」

道端の石地蔵 50畳の柔道場 お嬢さんの理想像 平和の少女像

「繰り返し練習を続けることで脳の血流はしだいに下がっていき、脳をそれほど使わなくても突っかからずに早口言葉が言えるようになります。そこまで上達すれば日常会話での発語もよくなっていき、物忘れの改善などにも役立つ可能性があります」(福山医師)

 その上で佐藤さんは、「文章の意味を理解しながら言葉を発音する」ことを推奨しています。「早く言うことだけを目的とせず、文字を目で見て頭で意味を理解し、言葉という音に乗せる.....というプロセスを意識してください。つまり、筋力と脳力を総動員するのです。早口言葉も普通の会話と同じように、聞き手を想像しながら読む。そうすると言葉の力が増し、上達も早まります」と話しました。

(取材・文=宮田智也)

■佐藤正文さん/福山秀直さんの著書
「早口ことば」で認知症予防(ART NEXT)

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