斎藤元彦・兵庫県知事の疑惑告発文書をめぐり、日本維新の会所属の県議らが、政治団体「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏に告発者のプライベート情報などを提供したとされる問題で、関与した増山誠、岸口実、白井孝明の各県議が23日、神戸市内で会見した。
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増山氏は19日夜、インターネット番組「ReHacQ(リハック)」で、昨年(2024年)10月25日に秘密会(非公開)で行われた百条委の証人尋問の音声データを政治団体「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏に渡したことを明かした。
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この音声データには、斎藤知事の側近だった片山安孝・元副知事を証人尋問した際のやりとりが録音されている。
その内容は、片山氏が百条委での尋問で、告発者の元県民局長の男性(2025年7月死亡)の公用パソコンから「クーデター」との文言が書かれたメールが見つかったことや、男性のプライベート情報の内容を話し出し、奥谷謙一委員長から制止された場面とされる。
百条委は知事選への影響を考慮し、この証人尋問を知事選終了後まで非公開としていた。
増山氏は会見で、昨年10月31日に立花氏と神戸市内のカラオケボックスで2人で会い、この音声データをLINEで送ったことを改めて認めた。
■斎藤知事への批判的報道の中、事実を世間に知らせることが公益に資する〜増山氏
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またインターネット番組で話した内容と同じく、「発信力がある立花氏にリークした(音声データを渡した)のは、元県民局長が文書を作った経緯など、多くの事実を、より広く県民の方に知らせることが、公益に資すると考えた」と述べた。
■立花孝志氏がデマを言っていた認識はない