参加者みんなで踊りまくる「ダンスパーティー」の時間もあるのだとか。ダンスパーティーは披露宴当日とその前夜の2回にわけておこなわれることが多いそうで、なんと両家に関係のない人が参加して踊っていることも珍しくないとハリオムさん。

さて、「これだけド派手な式を開くとなると一体どれだけお金がかかるのだろう?」と、ちょっぴり恐ろしくなってしまった筆者。
ハリオムさんによると、「インドには“マハラジャ(インドの王)でさえも、娘を3人持てば破産する”という慣用句があります」とのこと。思った通り、同国の結婚式は莫大な費用がかかり金策はかなり大変だということが分かる説明でした。
このような豪華な結婚式はごく一般的な家庭であってもおこなわれるといいます。富豪ともなると、その規模は異次元レベルにまで達するとか。
参考までに、同国の大企業「リライアンス・インダストリーズ」の御曹司、アナント・アンバニさんとその妻ラディカ・マーチャントさんの結婚式を例に挙げると、その総費用は950億円を超えたそう。披露宴には約1万4000人もの参列者が集まりました。ちなみに式の一週間前におこなわれたイベントの目玉はジャスティン・ビーバー氏によるコンサートという、もはや桁違いのスケールだったといいます。
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日本でもそれなりの規模で行うとなるとやはり費用のかかる結婚式ですが、インド人のそれはレベルが違いました。それだけ「結婚」という節目が重んじられていのかもしれません。
(取材・文=つちだ四郎)




