フリーアナウンサーの清水健と落語家の桂米舞(かつら・まいまい)がパーソナリティーをつとめるラジオ番組で、2024年の人事業務を振り返って詠まれた『人事川柳 2025』を紹介した。

『人事川柳 2025』は、クラウド型人事労務システム・ジンジャーを提供しているjinjer株式会社が実施。人事業務に携わる担当者443人を対象にインターネット上で調査され、「業務効率化部門」「採用・育成部門」「人事の嘆き部門」の3部門に分けてそれぞれの部門ごとに大賞が選出された。
「業務効率化部門」の大賞を受賞したのは、以下の一句。
【改革と 仕事を減らし 恨まれる】
この川柳に「あ〜、あるあるですよね」と反応したのは、清水。「『こういうふうに改革していくよ』『業務をスリム化していくよ』ってなるんだけど、その作業が大変だったり、改善したところでなかなかついていけなくて余計に(作業が)増えてたり、みたいなことがあったりしますよね」と共感を示した。

続いて、「採用・育成部門」の大賞を紹介。
【振り返る 落とした中に 宝あり】
採用の難しさを詠んだ内容に、パーソナリティーの2人も思わず納得。
米舞は「自分を宝と思ってやらんと」と面接を受ける側の思いにも触れた。なんでも、自身も落語家になる際に面接があったそうで、「弟子入り前に履歴書とお手紙を送ったら、師匠が『ほなこの時間に喫茶店に来なさい』と言わはって。で、そこでお話させていただいたことありますね。いま思えばあれが面接やったな。こわかったですね」と当時を振り返った。

大賞作品にある通り、“面接1回でその人のすべてはわからない”というのは事実。しかし、採用せずに後悔することもあるが、その逆を詠んだ一句が優秀賞を受賞している。
【採用し 手塩にかけても また離れ】
こちらの一句には、「採用して大切に育てても転職してしまうことがある」という、大賞作品とはまた違った採用の難しさが込められている。