京阪神を中心に日本各地から個性的な本屋や古書店、出版社が集まるイベント「KOBE BOOK FAIR & MARKET」が3月22日(土)、六甲アイランドの神戸ファッションマート(神戸市東灘区)で初めて開催される。本の販売のほか、飲食ブースやステージイベントも行い、本や読書の魅力を発信する内容となっている。

神戸市が取り組む『神戸「本」の文化振興プロジェクト』の一つとして催される同イベント。書店や出版社が全国的に減少し読書離れが進む中、本に興味を持ってもらい、新たな読者層を開拓しようということで、京阪神を中心に日本各地から、約70組の本屋や書店、出版社、個人のつくり手が集結する。
主な出展団体としては、神戸・元町で新刊や古本を扱い開業10年となる「1003」や、JR鷹取駅近くのコーヒーとスイーツを楽しみながら本を選ぶことができる書店「Sobi coffee and books」、明石の出版社「ライツ社」、神戸の路地裏で地域文化、旅、漫画、音楽やアート、サブカル関連の本を扱う「アコークロー舎」など。


神戸の六甲道駅にある絵本専門店「えほんのトコロ」や、2022年に神戸で発足した出版レーベルで、写真集を制作する「moment」も名を連ねている。


また会場内には本とともにコーヒーや焼菓子などを楽しめる飲食ブースや、人工芝のスペースが設置されるほか、出店者の書店長や店員などによるトークイベント、図書館のボランティアスタッフによる絵本の読み聞かせ、ぬり絵などのワークショップも行われる。
「KOBE BOOK FAIR & MARKET」は、3月22日(土)午前11時から午後6時まで、神戸ファッションマート1階のアトリウムプラザで開かれる。