神戸から世界へ! 関西初・プロアイスホッケークラブ「スターズ神戸」 目指す未来と選手育成の課題 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸から世界へ! 関西初・プロアイスホッケークラブ「スターズ神戸」 目指す未来と選手育成の課題

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 2024年に誕生した「スターズ神戸」は神戸市をホームタウンとする、西日本初のアイスホッケークラブ。アジア最高峰のプロリーグ「アジアリーグアイスホッケー」への参戦を目指しています。

チームロゴ(提供:スターズ神戸株式会社)

 チームの存在意義や将来のビジョンなど、詳しい話をスターズ神戸株式会社の代表取締役である黒澤玲央さんに聞きました。

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 2003年に日本と韓国のプロクラブが参戦しスタートしたアジアリーグアイスホッケー。現在も両国のクラブチームが熱戦を繰り広げているリーグです。「スターズ神戸」もその一員として、世界トップレベルの選手を輩出することを目標に掲げています。

 チームコンセプトは「若いメンバーでステップアップして海外、ひいては更なる高みを目指す」。現在、約20名の若手選手で構成され全員がプロ契約となる予定なのだとか。

「チーム発足から数年は、選手たちの生活費に最低限の報酬しか出せないかもしれない。ですが、『それでも競技で活躍したい』という選手と一緒に頑張っていきたい」と、黒澤さんは意気込みます。

ユニフォーム(提供:スターズ神戸株式会社)

「最終的には、北米のトップリーグNHL(ナショナルホッケーリーグ)で活躍する選手を輩出することが目標」と話す黒澤さん。過去には福藤豊選手が日本からNHLに挑戦しプレーした実績があるものの、その後日本人選手は活躍していません。このことについて、黒澤さんは独自の見解を示しています。

「日本では小学生のうちにNHL選手になりたいという夢を持っていても、中・高校生になるとその夢を途中で手放してしまう傾向にあります。国内の強豪校や強豪大学に進学して、そこからプロを目指すのでは少し遅いのかもしれません」(黒澤さん)

日本におけるプロアイスホッケー選手育成の難しさ(イメージ)

 加えて「日本人でNHL選手を目指すとなると、トップNHLドラフトの目がかかるリーグでプレーできるところまで行かないことには厳しい」と指摘。このような状況を打破するため、黒澤さんは若い選手が海外挑戦する環境作りを後押ししています。

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