「まるで味付けのりを食べているよう」。そんなポテトチップスが開発された。カルビー株式会社(本社:東京都千代田区)は、関西の食文化や伝統を再現した関西エリア限定のポテトチップスブランド「関西味浪漫」を立ち上げ、兵庫県播磨灘産のりを使った「味付けのり風味」を、4月7日から、近畿2府4県限定で販売する。

兵庫県はのりの生産量全国1位(2022年・2023年)。播磨灘産のりを100%使ったのが「ポテトチップス関西味浪漫 味付けのり風味」だ。関西の食卓で古くから親しまれている「味付けのり」の風味を目指した。開発には兵庫県職員や兵庫県漁業協同組合連合会なども協力し、様々な意見を聞きながら改良を重ねた。焼のりと甘い醤油の味が楽しめ、後から感じる隠し味の唐辛子がアクセントに。
開発を担当したカルビー株式会社・マーケティング本部ポテトチップス部の藤原秀樹ブランドマネジャーは、「妥協のない自慢の一品ができた」と胸を張る。同社ではこれまでも「のりしお味」など「のり」を使った商品はあったが、「味付けのり」は初めて。また兵庫県関連とのコラボ商品は5品目になる。


兵庫県漁業協同組合連合会の田沼政男会長は、「兵庫県は日本を代表する海苔(のり)の生産地。兵庫の海苔をもっと広く知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。販売は、近畿2府4県限定。担当者は「関西の新定番に。また関西を訪れる人にも味わってほしい」と話す。

「ポテトチップス関西味浪漫 味付けのり風味」は、近畿(兵庫県、大阪府、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県)限定販売で、4月7日から。「関西味浪漫」ブランドからは「だししお味」も同時発売。
