「どっち向いて政治してんねん!“大同団結”で国民を笑顔に」…泉房穂氏、無所属で参院選出馬表明 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「どっち向いて政治してんねん!“大同団結”で国民を笑顔に」…泉房穂氏、無所属で参院選出馬表明

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 元兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が24日、神戸市内で会見し、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に無所属で立候補することを正式に表明した。

会見で参院選立候補を正式に表明する泉房穂氏〈2025年3月24日午後 神戸市中央区〉

 泉氏はいったん政界から引退する意向を示していたが、「前言を撤回する。 その批判は甘んじて受け入れる。 永田町(国会議員)は政局重視、党利党略、私利私欲。これほど国民が困っているのに、どっち向いて政治してんねん」と怒りを交えながら、 参院選への出馬理由を語った。
 今後は立憲民主党と国民民主党、連合が泉氏を支援する方向で調整している。

 物価高で国民生活が困窮している状況について触れ、「溺れかけている国民がいるのに、あまりにも国は冷たすぎる」と話し、「国民ひとりひとりが使えるお金を増やす。政治家が国民を向いて本気で政治をするべきだ」と語った。

 公約として▼子育て支援の充実、教育環境の整備▼高齢者・障がい者福祉の充実▼多様性が尊重される社会づくりを挙げ、「明石市でできた施策は、国でも実現可能」と訴えた。

 明石市長退任後、複数の政党から共同代表への打診や選挙への出馬要請を受けたが、あくまでもプレイヤーではなく政界を応援する立場を貫いてきた。
 しかし昨年秋の衆院選後、国政進出を考えるようになった。
 その理由として、「石破政権は、どうして民意が与党を支持しなかったのかわかっていない。国民負担増の政治から、国民生活を支える政治に転換する。積極財政や減税が主になる」と主張し、「国民の立場に立った総理に変える。そのためには野党が“大同団結”できるよう働きかけたい。自分にやらせてくれたら、絶対に国を変える」と力を込めた。

 「国民の生活を支えるような連合軍を作る。すべての政党の代表幹部に会いたい。自分が坂本龍馬とは言わないが、薩長同盟のようなことをしたい。具体的には、1期6年のうちに場合によっては衆参ダブル選もあるかも知れない。その時に”日本の政治の夜明け”を迎えたい」と述べた。

 市長時代の自身の暴言についても、「アンガーマネジメント(怒りやイライラなどの感情をコントロールするスキル)の勉強を続け、2025年1月、講師の認定資格も修得した。同じ失敗は繰り返さない」と話した。

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