八瀬さん手製の汁物の反響はかなり大きかったのだとか。「現場作業のお昼は大切で、多くの社員が並んで食べに来てくれるんですよ。『美味しいです』『豚汁が好きです』『今度は粕汁を作ってください』と、リクエストや喜びの声をもらいます。我が家では社長食堂で提供しているお汁を作っていると、子どもたちが手伝ってくれて、『明日から学校だな』と思うそうです」と嬉しそうに話す八瀬さん。
現在は、週に一度の社長食堂に加え「月イチ社長カレー」なるものも開催。60皿分のカレーを鍋に溢れるほど作っているため、社外からもお客が来るようになったのだそう。

最後に、今後の目標について聞きました。
「日本での希少技術になっている『クランクシャフトの特殊加工』を社員のみんなと守り続けます。2年以内に社員食堂を立ち上げ、社員さんに“健康ランチ”を届けます。4年以内には地域に食堂を開放し、姫路の人気ランチ店になりたいと思います」(八瀬さん)
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持ち前の優しさと意欲に溢れたコメントでインタビューを締めくくった八瀬さん。これからの同社と、食堂の発展に期待が高まります。
(取材・文=迫田ヒロミ)
※ラジオ関西『Clip』2025年3月26日放送回より