大阪・関西万博にパビリオンを出展するNTTは4月2日、次世代情報通信基盤「IOWN(アイオン)」を活用した「動的3次元(3D)空間伝送」をメディア向けに公開した。


1970年大阪万博の会場跡地・万博記念公園(大阪府吹田市)で行ったテクノポップユニット・Perfume(パフューム)によるパフォーマンスを、大阪・関西万博の会場、夢洲のNTTパビリオン内で再現した。




IOWNは、最先端の光技術を使って豊かな社会を創るための構想で、 今回は空間そのものを伝送し、まるで隣に存在するように感じさせるコミュニケーションシステムを実現した。リアルタイムの情報を3D空間で伝送して、視覚・聴覚・触覚に訴える。

70年大阪万博の日本電信電話公社(当時)の電気通信館跡地(万博記念公園内))でパフォーマンスするパフュームの周りに、3D点群化するセンサーを7セット配置。各センサーでリアルタイムにデータを伝送し、夢洲の大阪・関西万博の会場空間上で統合する。
※3D点群とは3次元の座標情報をもった点の集まり




■Perfumeパフォーマンス(2025年4月2日 吹田市・万博記念公園 電気通信館跡地にて撮影した映像を伝送 ※パビリオンでは専用サングラスを装着)※映像提供・NTT
■本番収録後の、Perfumeのメッセージ ※映像提供・NTT