『山崎』はホームに大阪・京都の府境があり、すぐ近くにサントリー山崎蒸留所が見えてきます。その前にある通称サントリーカーブは人気の撮影スポットでしたが、いまは高い柵が設置され鉄ファンには不評となっています。

大阪府に入って2008年開業の『島本』と『高槻』間は5.3kmと京都線最長。新快速停車駅『高槻』は将棋会館が移転してきたため、最近は「将棋のまち」としても売り出しています。ただ、この駅で新快速に乗り換える場合、外側線に新快速が停車する新ホームが設けられたので、いったん跨線橋を渡って乗り換えなければならなくなったのがとても不便です。


『高槻』を出ると列車の種別は【普通】から【快速】に変更。すぐに明治の大阪工場にある、ギネス認定の“世界最大のチョコレート看板”が目に飛び込んできます。

『摂津富田』と2018年開業の『JR総持寺』を通過して、次の停車駅は『茨木』。ここは立命館・追手門・梅花女子など大学も多く、イオンモールも隣接するため、新快速の停まらない駅では乗降客数ナンバー1となっています。
このあと快速は『千里丘』『岸辺』『吹田』『東淀川』の4駅を通過。『岸辺』周辺には東洋一と言われた吹田操車場跡があり、一部が再開発され健康医療都市(健都)となって国立循環器病センターや吹田市民病院なども移転してきました。他にも吹田貨物ターミナル駅・吹田機関区・JR西日本吹田総合車両所などが眺められ、まさに鉄の聖地ともいえるエリアとなっています。


そのあと『東淀川』を通過してわずか700メートルで『新大阪』に到着。東海道山陽新幹線と大阪メトロ御堂筋線に接続しています。






