厚切りの豚バラ肉を焼き、キムチや薬味などと共にサンチュという葉野菜で巻いて食べる料理「サムギョプサル」についてもジェホさんは言及。
「『黄砂の日はサムギョプサルを食べる』という話も聞いたことがあります。体に入って来た黄砂を、豚肉の油が吸収し体外に排出してくれる……というような意味があるそうです」とジェホさん。
この説に科学的根拠は無いとのことですが、実際春になると、サムギョプサルに使う豚肉・サンチュ・付け合わせの調味料などの販売量が増えるようです。

というのも、韓国では春になると黄砂やPM2.5の影響がひどくなり、マスクやサングラスで対策をする人が急増します。そこから生まれた“眉唾ジンクス”なのですが、同じ時期に同じく悩まされる日本人としては親近感がわくエピソードかもしれません。
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韓国に流れる「雨が降ったらチヂミ」「黄砂の日はサムギョプサル」というユニークな噂話。真偽のほどはともかく、生活を楽しくさせようという遊び心が感じられます。
(取材・文=つちだ四郎)
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