東馬場さんは、農業人口が減少する現在の状況において「今後は農業の経営の難易度が上がる」と予想。
「これからの農業は産業としての変化が加速します。以前は『生産のプロ』や『販売のプロ』として特化すれば成り立ちましたが、今後は全体のレベルを上げながら、独自の強みを作り続けることが求められます」(東馬場さん)

一方で、農業の形も変化してきているとのこと。
「農業を始める方法も多様化しています。昔のように『農地を借りて独立しないといけない』という時代ではなく、農業法人に就職する道もあります。また、兵庫県では『半農半X』(農業と自分の好きな仕事を両立するライフスタイル)も推奨されています」(東馬場さん)
最後にこれからの農業について聞くと、「農業や食に興味を持つ若い人たちが、いろいろな形で一次産業の世界に飛び込んでくれると嬉しいですね」と話していました。
(取材・文=迫田ヒロミ)
※ラジオ関西『Clip』2025年4月2日放送回より




