ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。昭和のカルチャーを愛する阪田マリンが、自身の昭和コレクションのひとつである“マッチ”を紹介した。
マリンは、黒電話やピンク電話(特殊簡易公衆電話)、テレフォンカード、バブル期に流行したスーツ、中身が入った状態のレトロなジュースの瓶など、さまざまな昭和グッズをコレクションしている。
なかでもマッチがお気に入りで、店でもらうほかに、フリマアプリなどでパッケージがかわいいものを購入することもあるそうだ。
「特徴的なフォントのものがあって、マッチ箱を眺めている時間が好き」と熱弁するマリン。もったいないため、マッチを擦ることはないという。

そんなコレクションのなかからお気に入りのひとつとして挙げたのが、現在はなくなってしまった結婚式場『平安閣』のマッチ。
裏面には路線図が書かれており、「『昔はこんな感じだったんだ』と当時のことを予想するのが楽しい」とマリン。マッチを見たサマンサも、「この式場知ってる!」とテンションがあがっていた。


次に紹介したのは、東京都足立区にある喫茶店『リアナ』のもの。
マリンが訪れた際、店に置いてあるジュークボックスから知らない曲が流れていたそう。曲名を知りたくなったため店員に聞き、教わった曲名をマッチ箱の裏にとっさにメモしたそうで、手書きのメモをサマンサに見せた。
メモ書きを見たサマンサは、「手書きするのも昭和っぽいわ。そういえば昔、電話番号を手書きして渡されたことがある」と懐かしい思い出に浸っている様子。「いまやったら、電話番号じゃなくてLINEのQRコードを見せるんでしょうね」というマリンの言葉には、「そんなんない時代やから」と笑っていた。


続いて取り出したのは、大阪・新世界にある喫茶店『ドレミ』のマッチ。
この店のプリンとクリームソーダが大好きだという、マリン。マスターに「マッチ箱ってないですよね?」と尋ねたところ、「残ってるけど、もう生産していないからレアやで」と特別に渡してくれたのだとか。
「新世界には昔、将棋を指しにいっていて」と話し出すマリンだったが、「今日はマッチの回やから第2部で話して」とサマンサからストップをかけられると、「しゃべりすぎちゃいました」とはにかんだ。

