突然ですが、『ゼロ磁場』って知ってます?
地球には、北極のS極、南極のN極という磁力があります。そのSとNの磁力が押し合って、互いの力を打ち消しあうことで磁力が低く保たれている場所を『ゼロ磁場』というんだそうです。
先日訪れた天河大弁財天社(奈良県)の西隣にある「来迎院(らいごういん)」の境内のなかにゼロ磁場だといわれている場所があり、そこにはポツンと謎の石碑が置かれているんです。

石碑には、文字のような記号のような謎の模様が描かれており、前後でそれぞれ異なる模様が記されています(どちらが前で、どちらが後ろなのかはわかりませんが)。その石碑は下のほうに穴が空いていて、向こう側を見通すためなのか、貫通しています。
石碑の前に立つと、天河神社に参らせてもろたときと同様に、顔・手足・胸のあたりがフワフワポカポカとしたあたたかい感じになるんです。【注:誰しもが必ず感じ取れるものではありません。体感の有無や感じ方は人それぞれです】
お酒を少し飲んだときの感覚にも似ています。そんな不思議な体感が、私の体には起こったのです……。

調べてみると、ゼロ磁場といわれている場所は日本に多数あることがわかりました。九州〜四国〜本州を通っている“中央構造線”と呼ばれる巨大な断層沿いに位置しており、線上には、九州の高千穂、四国の剣山、本州は高野山や吉野を通って、伊勢神宮、諏訪大社があります。
それらはすべて、歴史が深い有名な神社仏閣だったり、樹齢何百年にもなる木々や御神木があったりと、どれもこれも神秘的な言い伝えがある場所ばかりでした。ちなみに、このゼロ磁場あたりは水がきれいでおいしいところが多いみたいです。
来迎院のゼロ磁場にあった石碑の横には、樹齢800年といわれているイチョウの巨樹がありました。

