18日に国際線が就航する神戸空港(神戸市中央区)で、新設の第2ターミナルがこのほど公開された。同ターミナルは韓国、中国、台湾の5都市と神戸を結ぶチャーター便の発着場となる。一足先に内覧した市民からは「コンパクトな造りなのがいい」「ロビーが明るくて開放的」と好評の声が上がった。


第2ターミナルは国内線が発着する第1ターミナル北西側に建設された。鉄骨造2階建てで、延べ床面積約1万8千平方メートル。ターミナルの顔となる出発・到着ロビーは天井までの高さが約10メートルの吹き抜けで、ガラス張りの北・東面から明るい自然光が入る。内部は優しい印象のアースカラーでしつらえ、天井には温もりを感じる木材を、また各所に観葉植物を配置して「海に浮かび、森を感じる」空間を演出している。



最大の特徴は出入国にかかわる設備がすべて1階に集まり、スムーズに手続きができる点だ。国際線の保安検査場には、パソコンや液体を荷物から取り出さなくても通ることができる「CT型スマートレーン」、最新型のボディスキャナーを設置。出国手続き後の搭乗待合室は約450席を備え、ゆったりとくつろげるソファー、仕事や勉強に使えそうなテーブルとスツールなども用意した。特筆すべきは各椅子の横に配備された電源コンセントとUSBコネクタ。出発直前まで充電が可能だ。




国際線待合室内の免税店では、神戸空港限定グッズや神戸に本社がある企業の日本酒、スイーツ、ファッショングッズを販売するほか、「灘五郷」の試飲コーナーも開く。同待合室に接続する3つの搭乗口からバスで機体に向かう。





