兵庫県丹波篠山市にある老舗の猪肉専門店「丹波篠山おゝみや」が、4月12日(土)、新たに「城下町店」をオープンしました。新店を早速取材しました。

丹波篠山市役所と道を挟んだ北側に店舗を構える、城下町店。店内には古材などを利用したインテリア、そして、天井には丹波篠⼭の空をイメージした⽵細⼯の雲のオブジェがあり、まるで丹波篠⼭の⼭の中にいるような、落ち着いた雰囲気の中で買い物を楽しむことができます。


天然国産猪肉を使ったお土産品などがずらりと並ぶ店内。香ばしいジャーキーはちょっとしたプレゼントにも大人気なんだそう。

1908(明治41)年3⽉に、⼤阪より歩兵第70連隊が篠⼭に移転したのを機に、ぼたん鍋は料理旅館を中⼼に丹波篠⼭を代表する鍋として定着。戦前は⼤⾒春太郎商店として仲買業務を通じて猪を取り扱い、そのノウハウをもとに全国的にも珍しい天然猪⾁を専⾨に取り扱う専⾨問屋として、現在まで商いを続けている、「おゝみや」。
猪肉を使った郷土料理「ぼたん鍋」は2022(令和4)年に⽂化庁が認定する「100年フード」(※)に選出され、ジビエ料理としても栄養面からも近年注目を集めています。そんな話題の猪肉をはじめとするジビエやジビエの加⼯⾷品が、店内にはバラエティー豊かにそろっています。
(※「100年フード」=⽂化庁が多様な⾷⽂化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた⾷⽂化を⽂化庁とともに継承していくことを⽬指す取り組みのこと)


