即席麺大手のサンヨー食品は、同社が展開する「カップスター」ブランドの新商品として、「サッポロ一番 カップスター 点天監修 餃子風塩ラーメン」を4月21日（月）から発売します。
今回の商品は、大阪の餃子専門店「点天」とのコラボレーションによるもので、点天の人気商品「ひとくち餃子」の風味をラーメンで再現しています。スープは、ポークのうま味をベースに、野菜の風味と香辛料、ごま油、唐辛子などを加えた塩味仕立て。焼き餃子特有の香ばしさや、ニラの香りも再現されています。
パッケージは、点天のブランドカラーである青を基調とし、コラボ感を前面に打ち出したデザインとなっています。
これまでも全国各地のローカルの味とのコラボ商品を、エリア強化商品として販売してきたサンヨー食品。ことし2月にも「カップスター 栃木 佐野らーめん」を発売しています。そのソウルフードを再現する試みはジャンルを超えてラーメン以外にも。これまでに満月ポン（松岡製菓）、ばかうけ（栗山米菓）を、カップスターで再現。そして今回、大阪みやげの定番「点天のひとくち餃子」を製品化しました。
「大阪で長く親しまれてきた味を全国へ届けることで、幅広い層の消費者にアピールしたい」というのは、サンヨー食品の担当者。一番苦労したというのが餃子の味わいをスープで再現する点。最初は餃子の中のあんの味わいを再現しようとしたものの、餃子の雰囲気が出せず、「どのようにすれば焼餃子に近づけることができるのか」、試行錯誤を繰り返したとか。
その結果、「皮を焼いたような香ばしい風味をつけることで餃子の雰囲気が一気に高まりました」「点天様にも何度もご試食いただき、味のバランスを調整したり、餃子のたれの味わいを追加したりと改良を重ね、商品化することができました」と振り返ります。
一方、点天の担当者は「かやくのニラ、ピリ辛のラー油の風味で点天らしさを楽しんでもらえれば」と話します。
今年で発売50周年を迎えた「カップスター」。サンヨー食品の担当者は「ロングセラーのカップスターですが、まだ買ったことない、食べたことないというお客様もいらっしゃると思います。地域に根差したものとのコラボレーションを行うことで、全国各地のお客様に『カップスター』を知ってもらい、今後もみなさまに愛されるブランドとして成長していきたいと考えております」と述べました。
新商品の内容量は62グラム（うち麺50グラム）、希望小売価格は税抜214円です。
