近年、副業への関心が高まる中で「古着」を活用したビジネスモデルが注目を集めています。そうした中、副業初心者にも取り組みやすく環境にも配慮したビジネスモデルを提案しているのが「古着KING(キング)」です。

運営する株式会社SIMPS JAPAN(本社:大阪府八尾市)の代表取締役・松木慎也さんが、関西のラジオ番組にて「副業とサステナビリティを両立させた独自のビジネスモデル」について語りました。
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もともとブランドバッグや中古家電のリユース事業を手がけていた松木さん。「従来の古着ビジネスとは一線を画すサービスとは何か」と、常々考えていたといいます。
「最初は自社で(古着を)売っていたけど、そんな会社は山ほどあるんです。そうした状況に『おもしろくないな』と思って。個人に卸したり、古着販売で副業をできるサービスを作ったらいいのではと思い立ち、“初期費用ゼロ”で始められるビジネスを立ち上げました。それが古着屋KINGです」(松木さん)
仕組みは驚くほどシンプル。会員登録すると50着~100着の古着が届き、それをフリマアプリに出品するだけ。商品が売れ、売上が発生すれば1着につき750円の手数料を支払うというものです。
「会員登録料や仕入れ費用、セミナー参加費は一切不要。初心者でもリスクを最小限に抑えて副業を始めることができます」と松木さんは説明。
松木さんは、副業市場の課題も指摘。「お金を払ってレクチャーを受けたものの、失敗する方が増えている。『これをすれば稼げます』と言われて、数十万円投資したにもかかわらず失敗に終わった話をちらほら聞きます。始めてみて、『忙しくて時間が確保できない』『自分のライフスタイルに合わない』という理由でやめてしまう場合もある」と話します。
そうしたケースを発生させないためにも、同社では「自分に合うかどうか」を見極めてもらう目的で初期投資を廃したのだそう。これには副業を始めるハードルを下げる意味もあるそうです。





