株式会社セレッソ大阪の広報グループ・松本裕太さんと、チーム統括部管理グループ・グループ長のマーティン=ウイリアムズさんが、北海道・東川町(上川郡)でスタートさせるキャンププロジェクトについて詳しく語りました。

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Jリーグは2026-27シーズンから「秋春制」へと移行し、新たなサイクルが始まります。それに伴い、各クラブは夏の酷暑を避け、選手にとってより快適かつ集中できるキャンプ地を模索しています。そうした中で、セレッソ大阪が着目したのが北海道・東川町でした。
北海道のほぼ中央、大雪山国立公園の麓に位置する東川町は、人口8475人(令和6年4月30日時点、東川町公式ホームページより)の自然と文化が調和する“コンパクトシティ”。日本でも珍しい「上水道がない」ことが町の大きな特徴として知られています。そのため各家庭で生活水として利用されているのは、大雪山の雪解け水が長い年月をかけて地下を流れ自然に濾過された天然ミネラル水なのだとか。
こうした自然との共生や、地域の哲学が息づく町の在り方に惹かれたという松本さん。「東川町の町長だったら町民のことを考えていつも過ごしておられる方だし、『セレッソが来ることによって東川町の為になるならウェルカム!』って(言ってくれるんじゃないかと)……というところからスタートしました」と話します。
マーティンさんは「想像以上に自然豊かで美しい街。プロの選手やスタッフにとって必要なものがすぐに身近にあるところに惹かれました。他の候補地も素晴らしいけど、選手にとっては選択肢が多すぎる。正直言うと、ピッチと宿と食事、ボールさえあれば(キャンプは)可能なのですが、東川町だったらみんなが新しいチーム作りに集中できると感じました」と、初めて同町を訪れた際の印象を語りました。

また、松本さんは同町のブランディング力についても高く評価しています。
「ホームページを拝見していると、ブランディングが長けておられる街だと感じています。自然はいわずもがなですが、キャンプも楽しみにしています」(松本さん)
ミネラル豊富な「大雪旭岳源水」や旭岳温泉・天人峡温泉など、身体を癒す環境も整っており、アスリートにとって恵まれた環境の同町。天然水で育った米・野菜や本物志向の加工品が食の面でも選手たちのコンディションを支えます。




