“神戸らしさ”がここにある 港町の象徴・メリケンパーク 名前の由来&未来へ向けた挑戦とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“神戸らしさ”がここにある 港町の象徴・メリケンパーク 名前の由来&未来へ向けた挑戦とは

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 兵庫県・神戸市に位置するメリケンパーク。日々、国内外問わず多くの観光客が訪れており、絶えることなく賑わっています。

 誕生したきっかけやこの名称に決定した理由などについて、神戸市港湾局振興課で担当係長を務める山本耕太さんに話を聞きました。

メリケンパークの様子(画像提供:神戸市)

☆☆☆☆

 まずは、メリケンパーク周辺の歴史をたどります。

 1868年1月1日の「神戸港開港」に伴い、4つの波止場が誕生します。当時、これらの波止場は数字で呼ばれており、そのうちの一つが1867年に建設されたアメリカ領事館を北側に持つ「第二波止場」でした。人々がアメリカを“メリケン”と聞き取ってしまったことをきっかけに、この場所はいつしか「メリケン波止場」と呼ばれるようになり、徐々に定着していったそう。

現在のメリケン波止場(画像提供:神戸市)

 時は過ぎ、1980年。神戸港開港120年の記念事業として、港町に“にぎわい”をプラスするため、メリケンパークの建設がスタート。

 1983年にはメリケン波止場と中突堤間の埋め立て工事に着手し、1984年に完了。準備期間を経て、1987年にオープンしました。

1970年頃の神戸港周辺(画像提供:神戸市)
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