名称に“メリケン”という言葉を引き続き採用した理由について、山本さんは「神戸港開港当時から存在する貴重な船の発着場所であるメリケン波止場の存在を、きちんと後世に伝えるため、記念碑のような意味を込めて残すことが決定しました」と話します。

現在は船の模型展示や港学習などを行っている「神戸海洋博物館」やフォトスポットとして人気を集めている「BE KOBEモニュメント」、大手コーヒーチェーン店など様々な要素が集結しているメリケンパーク。
「夜にも気軽に訪れてもらえるような公園を目指しています。年間通じてのイルミネーションや花火の他に、昨年好評だったドローンショーを今後も行っていきたいです」と山本さん。概ね2040年頃までに、メリケンパークを含む周辺エリア全体をさらに緑豊かな空間にする計画も練られているそうです。
「旧居留地周辺やハーバーランドへの買い物のついでなどに、気軽に訪れていただければと思います。ぜひ、神戸の港町の一面をメリケンパークで感じてください」と、インタビューの最後に山本さんは力強くコメントしました。
(取材・文=長塚花佳)
※ラジオ関西『Clip』水曜日 2025年4月30日放送回より




