前祝いはNG!? ドイツの「誕生日にまつわるタブー」いろいろ 日本とは異なる考え方を有識者が解説 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

前祝いはNG!? ドイツの「誕生日にまつわるタブー」いろいろ 日本とは異なる考え方を有識者が解説

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 誕生日の祝い方は国や家庭によってバラバラ。さらにプレゼントや祝い方に「タブー」も存在し、それを知らないと相手を不快にさせてしまう場合も。

 ドイツにも誕生日にまつわるタブーがあり、「誕生日の前祝いはNG」というもの。その理由をドイツ家具レンタル会社「Lyght Living(ライトリビング)」の石井さんに詳しく教えてもらいました。

ドイツの誕生日では、ある「タブー」が存在するとか(イメージ)

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「誕生日当日は仕事がありお祝いができない」などという理由で、その前夜などに祝うことは日本では割と普通にこおなわれています。ですが、ドイツではこれが不吉とされているというのです。

「まだ誕生日を迎えていない(まだその年齢に達していない)にもかかわらず祝う行為は、『運命を先取りしてしまう』『悪いことを招く』という考え方がドイツ人の根底にあります。つまり、未来の幸運をフライングで祝うと幸運が台無しになる……という一種のジンクスです」(石井さん)

 なので、ドイツでは誕生日当日またはその後にお祝いするのが常識。前もって祝った場合「縁起でもない!」と怒られることすらありえるそうです。

 ほかにも、ドイツには誕生日にまつわる次のようなタブーやジンクスあります。

●刃物(ハサミ・ナイフ)をプレゼントするのは「関係が切れる」という意味に通じるためNG

●時計を贈るのは「時間が尽きる」という連想から避けられる

●花束を贈る際は、偶数の本数を送るのは不吉、奇数の本数は縁起が良い

●一部の地域で紫色の花や白いユリは葬儀を連想させるため、誕生日には避けることが多い

誕生日で花束を渡すことはよくあることだが、「ユリの花」や「偶数本数の花束」は敬遠されている(イメージ)

 さらに誕生日パーティーを開く際にも、ドイツならではの特徴が見られるとか。

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