女子スポーツを応援するラジオ番組に元サッカー日本女子代表の澤穂希さんが登場。子育てや引退の決断、さらには次世代アスリートへの思いなど、現役を退いた“今”だからこそ語れるエピソードが次々と飛び出しました。
☆☆☆☆
番組の冒頭では「自主性の大切さ」が話題に。

「誰もやってくれないから、自分で行動を起こさないと何も変わらない」と澤さん。サッカー人生を通して「うまくなりたい」「負けたくない」という気持ちこそが自主性を育ててきたと実感しているそうです。
また、「試合後につい子どもにダメ出しをしてしまう」というリスナーからの悩みに対しては、自身の現役時代を振り返りながら、「『サッカーやったことないのに何言ってんの?じゃあやってみろよ』って、私も言ったことがあった」と率直に語りました。
その上で、「褒めてあげると子どもはめっちゃ伸びますから。それが成功体験になって自信がつくんですよ。だからちょっとできたことでも、いっぱい褒めてあげた方がいいと思います」と、澤さんは前向きな声かけの大切さを強調。
2015年に現役を引退した澤さん。ワールドカップを最後にスパイクを脱ぎ同時期に結婚も発表しましたが、すべて「自分で決めたことだった」と振り返ります。
「年齢も重ねて自分のパフォーマンスも昔みたいにできなくなった中で、やっぱりスタメンじゃなくなる時期が来て、トップレベルで心と体が一致してできなかったところが引退理由でした」(澤さん)
今は「サッカーをやりたいっていう気持ちが1%もない」と笑いながら話す姿には、やりきった人ならではの清々しさがありました。
引退後はサッカー教室などを通じて子どもたちと関わる中で、次世代への思いが一層強くなっているといいます。





