兵庫県のマスコットキャラクター「はばタン」。弾ける笑顔と大きな羽が特徴的で、老若男女問わず多くの県民に愛されています。デザイン決定の背景や、今後の活動などについて兵庫県総務部秘書広報室広報広聴課・地域広報班の遠藤文美さんに話を聞きました。
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2002年、「のじぎく兵庫国体」の開催に合わせて、マスコットデザインの公募が行われました。集まった3069点の案の中から「阪神・淡路大震災から復興する兵庫の姿を象徴した、元気に羽ばたくフェニックス(不死鳥)」が採用され、2003年1月17日に誕生したはばタン。
他にも、県花である「のじぎく」や兵庫県の頭文字である「ヒ」をモチーフにしたデザインも候補として挙がりました。愛称への応募は24143点で、「フェニピー」「フェニタン」などの案が届いたそうです。
2006年度までは第61回国民体育大会「のじぎく兵庫国体」、第6回全国障害者スポーツ大会「のじぎく兵庫大会」のマスコットとしてPRを務めました。2007年4月からは県政を広報し、“兵庫の元気”を全国に発信するために活動。
具体的には「ひょうご観光名誉大使」「ひょうご安全の日大使」「ひょうごの農(みのり)大使」などを務め、県内各地を飛び回り県の仕事や施設・イベントなどの紹介を行っています。
県の公式サイト内にある、はばタンからのメッセージページでは「『ひよこ』と勘違いされることもあるけど、違うよ。」との記載も。実際にこのようなことはあったのか、遠藤さんに質問してみると「特にそんな話は聞いてないですが、ひよこに負けないぐらい可愛いと思っています」と力強いコメントが返ってきました。
先月開幕した大阪・関西万博にも関わっているのだとか。「万博オリジナルはばタンを作成し、PRに取り組んでいます 」と遠藤さん。子どもたちを中心に県内で抜群の知名度があるという点から、今後も引き続き県の施策などの広報を努めます。




