長期間にわたってさまざまな色と姿の牡丹が楽しめるのも魅力のひとつです。特に、入り口に咲く金色がかった牡丹はシーズン終盤にひときわ目を引く存在だといいます。

かつては柿の栽培・出荷も行っていたのだとか。「一山一業、すなわち寺が自立して檀家さんに負担をかけないという真言宗の教えに基づくものです」と新見さん。寺としての営みの知恵と工夫の表れでもあります。
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深い歴史に支えられ、花とともに生きる萬勝院。今もなお、静けさと彩りをたたえながら、訪れる人々の心をやさしく包み込んでくれます。
(取材・文=洲崎春花)
※谷五郎の笑って暮らそう2025年4月27日放送分より




