「夢叶えたければ動け」 世界駆けるスポーツフォトグラファー “引き寄せ術”と“唯一無二な生き方” | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「夢叶えたければ動け」 世界駆けるスポーツフォトグラファー “引き寄せ術”と“唯一無二な生き方”

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 だからこそ、誰にでも撮れる写真ではなく“自分にしか撮れない一枚”を追い求めている小中村さん。FIFA公式カメラマンになったエピソードも、まさに「行動力のかたまり」と言えるものでした。

 2018・FIFAワールドカップでは英語も話せない中でプラカードを掲げ、「FIFAの担当者を知っている人はいませんか?」と2000人以上に声をかけ続けたといいます。そうして出会ったFIFAスタッフとシベリア鉄道で1週間を共に過ごし、たった一枚の写真で人生が大きく動きました。

「決勝のチケットを持っていたけど、行かずに。40万人のパブリックビューイングの熱狂を撮った。その写真を見せて、『今回のワールドカップはスポーツカメラマンとして参加できませんでした。ただ、次のワールドカップはFIFAのオフィシャルとして決勝のピッチに立ってるんで。今回、最初で最後のパブリックビューイングの写真を撮った』って言った。そうしたら『Welcome to FIFA』って」

 その原動力は、ただひとつ。「夢を叶えたければ、動け」という自身の信念を、自ら体現したのです。

 誰もがスマホで写真を撮り発信できる現代。小中村さんは、そんな時代だからこそ、自分にしか撮れない「意味のある写真・意思のある写真」を追求すべきだと語ります。

「スタジアムに360度カメラが設置されて、8Kで撮って、おいしいトコ切りとったら写真は必要無くなる。そんな時代が絶対来ると思うんで。それに淘汰されないカメラマンにならなきゃいけないなと思っています」と最後に熱く述べ、インタビューを締めくくりました。

左から、パーソナリティーの田中大貴・スポーツフォトグラファーの小中村政一さん・パーソナリティーの林歳彦

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2025年4月28日放送回より

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