今春、神戸から新たに就航した直行便で、初めて訪れた韓国。首都・ソウルや、空港のお膝元・仁川の街を歩いてみると、想像以上に新旧の文化が共存していて、どこを切り取っても魅力的でした。ここではリノベーションされた街並み、歴史的建築物など、観光スポットをピックアップします。
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神戸空港に新しくできた第2ターミナルから出て、約2時間。韓国の空の玄関口・仁川国際空港まではあっという間。映画を観ていたら、クライマックスの一番良いところで到着してしまうくらいの近さに驚きです。
韓国の地に初めて降り立ち、まず向かったのが、空港のある仁川広域市の観光スポット「仁川アートプラットフォーム」。旧市街にある文化芸術スペースで、近代建築をリノベーションし2009年9月にオープンした文化芸術創作空間は、若いアーティストの表現の場だけでなく、数多くの韓国映画・ドラマのロケ地としても有名。ちなみに周りはチャイナタウンなので、風景写真を撮りながらの散歩にウキウキ。


続いては、同じく仁川広域市内の「新浦(シンポ)国際市場」へ。金曜日の平日の昼下がりでしたが、韓国の伝統的な市場「K-観光マーケット」10選に名を連ねているだけあって、地元の人々や観光客で大にぎわい。そこでは、印象に残るグルメに数多く出会いました。

仁川広域市からソウル特別市に移動し、韓国の伝統家屋を保存しながらリノベーションされたカフェなどが立ち並ぶエリア「北村(プクチョン)」を訪問。メインの坂道は、さまざまな韓国映画・ドラマのロケでもおなじみの風景だそうですが、なかには今も住んでいらっしゃる家屋もあるとか。

そこからは、韓国の歴史に触れる地へ。「景福宮(キョンボックン)」は朝鮮王朝(李氏朝鮮)の王宮。正殿の「勤政殿(クンジョンジョン)」や人口の池に浮かぶ「慶会楼(キョンフェル)」など、敷地の中には多くの建物があり、外壁内壁の鮮やかな色彩が印象的です。
そんな歴史の息吹を感じる場所で行われる「守門将交代儀式」は、太鼓や伝統楽器の演奏の中で行われる荘厳なセレモニー。英語や日本語でも解説の場内アナウンスがあり、韓国初心者の私もその魅力を感じることができました。




