神戸市が市民の声を市政に反映するために設けている「神戸市ネットモニター」に、現在およそ8000人が登録していて、政令指定都市の中で最も多くなっています。
この制度は、インターネットを通じて市政に関するアンケートを実施し、市民の意見や提案を政策に活かすことを目的に、2015年から導入されました。
対象は中学生を除く15歳以上で、市内に住んでいる人や、通勤・通学している人など(市職員、市会議員は対象外)。インターネット環境があれば誰でも登録することができます。15歳から登録できる制度は、全国でもあまり例がないということです。
アンケートは月に1~2回ほどで、設問は最大で10問程度。回答の回数に応じて謝礼がもらえる仕組みがあり、2024年度からはポイント制度もスタートしました。年度末の3月時点で1000ポイントが貯まると、1000円分のデジタルギフトが配布されるようになっています。ポイントは翌年度に持ち越すこともできます。
また、登録時に選んだ関心分野の情報がメールで届くほか、市が設置する審議会などの市民委員に応募することもできます。

一方で、若い世代の参加が少ないのが課題となっており、現在10代・20代の登録者は全体の7%ほどにとどまっています。このため神戸市では、29歳以下の人を対象にしたキャンペーンも行っていて、8月31日(日)までに登録し、アンケートに2回答えると、500円分のデジタルギフトがもらえるということです。

「この制度を続けてこられたのは、神戸市のことを真剣に考えてくださっているモニターの皆さんのおかげ」というのは、神戸市広報戦略部の藤田さんと青木さん。「神戸市ネットモニターは、市の最先端の取り組みを知ることができる情報ツールにもなりますので、楽しんでご参加いただければ」と呼びかけていました。
※ラジオ関西『サンデー神戸』より






