乗り換えや通過でなく「電車を降りたい」と思わせる街に! 大阪・十三への思いをホテルスタッフが語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

乗り換えや通過でなく「電車を降りたい」と思わせる街に! 大阪・十三への思いをホテルスタッフが語る

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 阪急電鉄の新線・新駅構想や官民学が連携する複合施設の建設など、再開発が進む大阪の「十三(じゅうそう)」エリア。数多くの飲食店が軒を連ね、“バンドマンの聖地”と言われたライブハウスがかつて存在するなど、パワフルなカルチャーを持つ街です。

 そんな十三の中心に位置するのが「ホテルプラザオーサカ」。日々、宿泊客への“おもてなし精神”を追及しながらも“まちづくり”への意欲を燃やしているといいます。同ホテル営業部の沈華瑩(ちん・かえい)さんと三上涼奈宏(みかみ・りなみ)さんに詳しく聞きました。

(左から)沈華瑩さん、三上涼奈宏さん

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 宴会の営業や企画を担当する三上さんは、大阪・上新庄出身。「上新庄とはまた少し違うノリで、明るい方が多いんです」と、十三の地域性や人々の魅力を述べます。

 一方、中国・ハルビン出身の沈さんは、訪日外国人旅行者の受け入れを担当。現地の旅行代理店との連携や、団体客の宿泊調整などを行います。「今は4~5割が外国人のお客様」と沈さん。コロナ禍以降の入国規制緩和や円安の影響で、訪日観光客の増加を実感しているといいます。

 大阪観光の中心地のひとつ難波では、訪れる9割近くが外国人観光客だといいます。これに続くかのように、十三も今や「国際都市」の一面を持ち始めているのだとか。そのため、同ホテルには12~13カ国の出身者がスタッフとして在籍しており「多文化共生」が日常となっているそうです。

 仕事のやりがいについて問われると、三上さんは宿泊客の言葉がモチベーションになっていると回答。「『ここ泊まって十三の街を体験できてよかった』と言ってもらえるとやる気が出ます」と笑顔で話しました。

「お客様がニコニコ笑って『ありがとう』と言ってくれたときが一番うれしい」と沈さんも続け、接客業ならではの喜びを感じているようでした。

 ちなみに、十三へ行くには「阪急十三駅」で降車します。駅舎の規模こそ大きくはないものの、大阪・神戸・京都の三都市へアクセスする路線が同駅に集中。乗り継ぎ・乗り換え利用が非常に多く、大阪きっての“要の駅”とも言えます。

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