斎藤元彦・兵庫県知事らに対する疑惑を文書で告発した元県民局長の男性(2024年7月死亡)のプライベート情報を、元総務部長が県議らに漏えいしたと、県の第三者委員会が認定したことが、関係者への取材でわかった。

県は公務員としての守秘義務違反があったと重くみて、元総務部長を懲戒処分する方向で検討しているという。停職3か月という案が濃厚。
斎藤知事は26日、訪問先の大阪・関西万博会場で取材に応じ、「第三者委員会の報告を受けた県の対応については、今、人事当局でどうするかという対応を検討している。コメントを差し控えたい。(元総務部長による情報漏えいについて)以前からお伝えしている通り、本人からそうした(漏えい)行為はしていないと確認している」と話すにとどまった。

県によると、プライベート情報は男性の公用パソコンに保存されていたという。これらの情報は、元総務部長が職員や県議に見せるなどしたと週刊誌が報じていた。これを受け、弁護士でつくる第三者委が経緯を調査していた。





