兵庫県議会・開会 斎藤知事、給与2割カット案提示へ「知事自ら、厳正に対処を」と苦言も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県議会・開会 斎藤知事、給与2割カット案提示へ「知事自ら、厳正に対処を」と苦言も

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 兵庫県議会の6月議会(第371回)が3日、始まった。会期は12日までの10日間。

開会した兵庫県議会〈2025年6月3日午前 神戸市中央区〉

 冒頭、浜田知昭議長は「1年以上にわたる県政の混乱を憂慮している。斎藤知事には謙虚な気持ちで真摯に向き合い、丁寧な説明責任を果たされることを強く望む。県政を前に進めるためにも、知事自らが厳正に対処されることを期待する」と苦言を呈した。

 元県民局長の男性による、斎藤知事らへの内部告発に端を発する問題について、3つの第三者委員会の調査結果が出そろってから初の県議会となった。

 斎藤知事は、男性に関する県保有のプライベート情報が漏えいした問題の責任を取るとして、給与の2割をカットする条例案を提出する方針。

 情報の漏えいに関する第三者委は、インターネットへの流出については、「漏えいが職員による可能性が高い」と結論付けた。
 一方、元総務部長による県議会議員への漏えいを認定し、「斎藤知事からの指示だった可能性が高い」とした。

 しかし、斎藤知事は指示について否定している。

 斎藤知事はこの日、「これらは県政に対する信頼を損なうものであり、保有文書を適正に管理すべき立場にある県として、県民の皆様、元県民局長とそのご家族、関係者の方々に深くおわび申し上げる」と述べた。
 そして、「組織の長として、県保有情報の管理責任を重く受け止め、給与の減額措置を行いたい」と述べた。

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