どんな社会人も心待ちにするのが「給料日」。副業をしている人や個人事業主をのぞけば、給料日は月に1度が一般的ですが、カナダではなんと月に2度も給料日があるのだとか。
なぜ給料日が複数あるのか、どのように支払われるのかなど、ブログ『カナダでちゃんとお金の話』を運営する竹内さんに詳しい話を聞きました。

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「月に1回の給料日では家計管理が難しい、かといって週に1回の給料日では企業側の管理の負担が大きい……といった事情から、“月2回”が受け入れられる土壌ができたそうです。そして1980年代以降、給与処理の自動化・コンピューター化にともない一気に普及しました」(竹内さん)
ひとくちに「月2回」と言っても、いくつかのパターンがあるとか。もっとも一般的なのは、毎月15日と月末で区切られ支給される方式。月2回の固定日に給料が支払われ、年に合計24回給料日があることになります。
もう一つポピュラーなのが、カレンダーに依存せず2週間ごとに区切られて支給される方式。こちらは年に合計26回給料日があることになり、ひと月のうちに3回給料日がある月も。
「カナダには13の州がありますが、これらのパターンをもとに各州で『月に2回給与を払わなくてはいけない』あるいは 『16日に1回は給与を払わなくてはいけない』などといった法律を定めています」(竹内さん)
とはいえ、一部では「月に1回は給与を払わなくてはいけない」 とだけ定めている州や、そもそも頻度の規定を法律として定めていないという州もあるとのこと。
それぞれの給料日で支払われる金額の配分はどうなっているのでしょうか?





