龍馬も学んだ「神戸海軍操練所」の発掘成果を紹介 明治期の酒瓶、缶詰も 神戸市埋蔵文化財センター | ラジトピ ラジオ関西トピックス

龍馬も学んだ「神戸海軍操練所」の発掘成果を紹介 明治期の酒瓶、缶詰も 神戸市埋蔵文化財センター

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緑色のガラス瓶。1740年に創業したオランダの蒸留酒製造会社のもの
モスクが描かれた陶磁器片
イギリス製銅版転写染付皿(右手前)と缶詰とみられる鉄製品(左手前)

 発掘を担当した神戸市文化財課の藤井太郎学芸員は「灯台建設に携わった作業員が、仕事の合間にかまどで火を起こして食事などをしていたのでは。オランダの酒や当時、一般家庭になかった缶詰は、近くの外国人施設からもたらされたものかもしれないし、もしかすると作業員の中に外国人がいた可能性も。インクは現場で図面を書く際に使っていたのでは」と想像を巡らす。その上で、「多くの人に出土品を見てもらって、神戸港がどのように生まれ、発展していったかを実感してもらえたら」と話した。

 同展では調査成果を基に作成されたアニメーション「KOBEであえたね」も上映している。会期は8月31日(日)まで。観覧無料。

神戸市埋蔵文化財センター(同市西区)

◆「海軍操練所跡発掘調査成果速報展」
会場:神戸市埋蔵文化財センター 1階エントランスホール(〒651-2273 神戸市西区糀台6丁目1 西神中央公園内)
会期:2025年5月20日(火)~8月31日(日)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日と6月24日(火)、7月18日(金)、7月22日(火)、8月12日(火)
※7月21日(月)と8月11日(月)は開館
入館料:無料
問い合わせ先:同センター、電話078-992-0656

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