話を聞いてみると、“しばくぞブーム”の最中、その言葉が攻撃的と捉えられてXのアカウントは永久凍結。ほかのSNSでもコミュニティ違反に問われたりと、その後“しばくぞ活動”ができなくなっていったそうなんです。

しばくぞおじさんは言います、「『しばくぞ』って言葉は挨拶代わりなんや」と。そして、「自分らの周りでも、友人との会話で冗談やギャグを言ったら『何言うてんねん(笑)、しばくぞ(笑)』みたいにツッコミを入れたりしませんか?」と問いかけます。
確かに私も、高校の友人らとの会話や、クラブ活動でエラーをした仲間に雰囲気を和ませるような感じで「おぇおぇ〜、しばくぞ〜」と言うたりしてました(もちろん、笑いながらですよ)。
そうです。しばくぞおじさんの言うとおり、決して攻撃的な意味を持っていたり、ケンカを売ったりしているわけではなくて、あくまでもフレンドリー感を込めた言い方として、関西の一部で使われている言葉なんです。
まあ、そのあたりのニュアンスは、SNSの運営側や全国的になかなか理解されるもんではないですけど、しばくぞおじさんは「『しばくぞ』って言葉を理解してもろて、“しばくぞ活動”を復活させたい」と願ってはりました。
インタビュー終了後、しばくぞおじさんは去り際に、私に向かって「しばくぞ〜」と笑顔で手を振ってくれました。

※ラジオ関西『バズろぅ!』2025年6月7日放送回より
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)






