ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。オープニングトークで、サマンサが電車で目撃した女性の話で盛り上がった。
この日、スタジオに来るまでに電車を利用したサマンサ。同じ車両に訪日客と思われるロングヘア―の女性が男性と一緒に乗っており、なんとなく見ていると、女性がホテルのアメニティグッズとしてよく置かれている折り畳み式のクシを取り出すところを目撃したという。
そのまましばらくクシを手ににぎったまま男性と腕を組んでいたようだが、そのうち何度も髪をとかしはじめたのだとか。
このエピソードを聞いたマリンは、「高級なクシとかでもなく、あのプラスチックのクシでといているんですよね? え、謎」と反応。サマンサは、「髪をときたかったんだろうけど、満員電車のなかでずっととくのは……。横に赤ちゃん連れとかがおったらちょっと不衛生」と困り顔をみせた。
さらに続けた、「とくということは、髪の毛が抜けてそうやん。私はその周りに行きたくないと思って」という言葉に、マリンも同意。サマンサからの「髪の毛が長い女子的にはありなんですか?」という質問には、「いや、ナシです」と即座に答えていた。

マリンの「電車のなかでがっつりと化粧するのもナシだと思う」という意見に賛同したサマンサは、「あぶらをおさえるためにちょっとコットンを使うとか、あぶら取り紙を使う程度はわかる。しっかりと化粧をしたい場合は駅にトイレがあるんですから」とコメント。
これを受けて、マリンは「パウダーをたたかれるとくしゃみが出ちゃうこともあるし、髪をとくにしても駅のトイレでしてもらえたら」と呼びかけた。
クシで髪をといていた女性はサマンサと同じ駅で降りたそうで、「『ここで降りるんかい』と思いながら、『オープニングトークのネタをありがとう』と思った」と本音も明かした。

「ただ、この光景を目の前にして奇し(クシ)くもね、『私はそういうことを人前でしないよ』と神(髪)に誓いました」とオチをつけると、マリンは「うわ、やばい! これは今日は冴えてますよ」と笑っていた。
(文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年6月12日放送回より





