【丹波発:林業の6次産業化体験ツアー(フォレスト・ドア)】
間伐など林業の体験や、製材工場の見学、兵庫県産木材100パーセントで建てた一棟貸しの宿『ウッドヴィラ心楽-SHIGURA-』での宿泊、サウナなど、林業の6次産業化を体現。
【紙加工一筋60年の製造現場見学!こだわりの紙でおしゃれなインテリアを作る体験(柏原加工紙)】
緩衝力に優れた「エアリングペーパー」で日本酒やワイン用の袋を作ったり、紙製キットでインテリアを作ることで、加工紙の素材に触れ、紙の特徴や魅力について知る。
また、大阪・関西万博開催中は、尼崎万博P&R(パークアンドライド)駐車場近くで『ひょうご楽市楽座』(万博期間中の土日開催)が開かれている。丹波地域は9月13日から28日までの土日、計6日間出店する。特産品や工芸品などが並ぶ予定で、「都会の喧騒を忘れて、丹波を五感で感じて」と、来場を呼びかけた。(なお、『ひょうご楽市楽座』だけを楽しみたい方には無料駐車場や阪神尼崎駅からの無料直行バスも用意されている)
一方、丹波地域が抱える課題について、糟谷県民局長は「JR加古川線、特に西脇市駅と谷川駅間の利用が近畿の中で最も厳しい状況にあり、利用促進が喫緊の課題」と話した。丹波県民局と北播磨県民局、西脇市、丹波市などが利用促進協議会を設立し、イベントを実施して鉄道の利用を呼びかけている。8月22日には『JR加古川線リレーマルシェ第9弾 久下村夜市』を開催する予定で、久下村駅前でキッチンカーや屋台の出店、日本酒の販売などが行われる。
また、久下村、黒田庄、比延の各駅の近隣でレンタサイクルを利用できる取り組みも。沿線3地区の久下自治振興会、黒田庄まちづくり協議会、比延地区自治協議会で構成する地域協議会によるもので、JR加古川線を利用すれば無料。それ以外は1日200円で自転車を借りることができ、沿線の観光を気軽に楽しむことができる。

現在、リニューアル工事のため休館している丹波竜化石工房・ちーたんの館は、7月12日に『たんば恐竜博物館』としてリニューアルオープン予定。丹波篠山市内の1億1000万年前(白亜紀前期)の地層から発掘された化石が新属新種の角竜類とわかり、2024年9月に発表されたことは記憶に新しい。その進化を学習できるゾーンなど、ここでしか見ることができない展示も追加される。


丹波篠山市では2025年度、大阪・関西万博開催に合わせて「丹波篠山国際博〜丹波の美しい農村、未来へ〜」と題して、いつ訪れても魅力を感じられる仕掛けを用意しているという。糟谷県民局長は「パワーアップして帰ってくるちーたんの館や、フィールドパビリオンなどで地域の魅力をぜひ体験してほしい。そして、地域の人と話してその温かさを感じてもらえれば、また丹波に行きたいと思わせてくれる」と、胸を張った。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年6月18日放送回より
※ひょうごフィールドパビリオンのプレミア・プログラムは、地域の核となるプログラムとして認定されたもの。2025年6月現在、県内9つのプログラムが認定されている。




