続いて、「のり塩まみれ味」。袋を開けた瞬間から、あおさの香りが立ちのぼります。

たっぷりのあおさに白ごまの香ばしさ、そして、昆布の深いうまみが絶妙に混ざりあっています。「おぼれる」というネーミング通り、想像以上に本格的な風味です。単純な「のり塩味」ではなく、和の素材の良さをいかした上品な味わいに感じました。
そして、「シュガーバター味」。ふわっと広がるバターの香りと、ほんのり甘いパウダーが揚げうどんに絡むと、カリカリに焼いたトーストにバターと砂糖をたっぷり塗ったような幸せな甘さが広がります。個人的には、このフレーバーが1番好みでした。

ちなみに「ぴっぴ」とは、讃岐弁で「うどん」を意味する言葉。香川県では昔から、うどんを揚げた素朴なお菓子が親しまれており、そこから着想を得た商品だそうです。
じつは丸亀製麺では、店内で毎日粉から打っている自慢のうどんをもっとカジュアルに楽しんでもらいたいという思いがあったとのこと。確かに、190円(税込)という価格なら気軽に試せます。

商品開発には相当な苦労があったようで、もちもちの太いうどんをサクサクに仕上げるため、揚げ粉のまとわせ方や油の温度、揚げ時間を何度も試行錯誤したそうです。その甲斐あって、ザクザクの軽い食感に仕上がっています。
昨年から大ヒット中の「丸亀うどーなつ」に続く、新たな挑戦。うどんの新しい楽しみ方として、「丸亀シェイクぴっぴ」もきっと話題になりそうです。
(文=minto)





