姫路の「永世舎《色絵金彩草花図花瓶》」も一対です。華やかな草花が描かれた花瓶で、中国陶磁の粉彩を意識した彩色が鮮やかです。
明治期の作品からは、高い技術力に支えられた精緻な美とともに、当時の職人たちの気概を感じることができます。暑い夏、自然の中にある涼しい美術館でゆったりした時間を満喫してみませんか。
（兵庫陶芸美術館学芸員・村上ふみ）
◆開館20周年記念特別展「博覧会の時代 HYOGO発、明治の輸出陶磁」
会場 兵庫陶芸美術館（兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4）
会期 2025年８月24日（日）まで
開館時間 10:00～17:00（入館は閉館時間の30分前まで）
休館 月曜日（祝日の場合は翌平日）
観覧料 一般700円、大学生600円、高校生以下無料
電話 079-597-3961（代表）、FAX 079-597-3967
