ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。昭和のカルチャーを愛する阪田マリンが、リスナーから届いた昭和の思い出にまつわるメールを紹介した。
最初に紹介したのは、「私の昭和の思い出は口裂け女ブーム」という書き出しからはじまるメール。
口裂け女は、1970年代に流行し社会問題にまで発展した都市伝説。大きなマスクをした女性が「私、きれい?」と話しかけてきて、「きれいです」などと答えるとマスクを外し、「これでもきれい?」と言いながら、口が耳元まで裂けた恐ろしい顔をあらわに。驚いて逃げると、ものすごいスピードで追いかけてくるというものだ。
このリスナーは、口裂け女が流行した当時は小学生で、友人の間でも話題になり、かなりこわかったのだとか。
メールには、「いよいよ私の住んでいる市でも目撃証言があったということで、近くでよく見かける田んぼや団地がテレビに映り、インタビューを受ける人も登場。私たち小学生はビビっていましたが、とうとう発見はされませんでした」とつづられていた。
2000年生まれのマリンが小学生だったときにも、口裂け女の話題がネッシーやトイレの花子さんなどとともに流行ったという。マリンは、当時“口裂け女の撃退法”として広まっていた対策をいくつか紹介した。
ひとつ目は、「ポマード」と3回唱えるという方法。なぜ効果があるのかという理由については、「口裂け女が生まれた原因となった整形手術失敗時の医者がポマードをつけていたから」と紹介すると、サマンサは「口裂け女は妖怪じゃなく、美容整形してたん?」と驚いていた。
口裂け女に関する話題で盛り上がるなか、サマンサは「口裂け女は見たことはないけど、今日、『口くわえ女』というものを見ました」と話しはじめた。
いわく、「放送前にパンをくわえている女性がいた」そうで、これを聞いたマリンは「それはケータリングのパンを食べながら打ち合わせしていた私です。恥ずかしいんですけども」と告白。
番組の公式Xにそのときの写真が投稿されているため、マリンは「これでフォロワー数が増えますように」と願っていた。
口裂け女の撃退法として、「べっこう飴を渡す」という方法もあるのだとか。口裂け女の好物がべっこう飴であることが由来とされているという。
マリンが「もし、口裂け女と出会ったらどちらかを試してください」と締めくくると、サマンサは「口くわえ女のマリンちゃんには、『かわいい』と言っておけばとりあえず黙ります」と笑っていた。





