除湿剤が働いていない? 除湿剤が吸湿するしくみと意外な注意点 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

除湿剤が働いていない? 除湿剤が吸湿するしくみと意外な注意点

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――除湿剤がしっかり吸湿できていないならば、不良品ということなのでしょうか?

【担当者】 じつは、そうではないんです。先ほどご紹介した除湿剤の丸いつぶつぶである塩化カルシウムは、いきなり溶けて水になるわけではなく徐々に固まって最後に水になります。

ですから、お使いの除湿剤の容器に水がぜんぜん溜まっていないからといって、除湿剤が働いていないというわけではありません。除湿剤の丸いつぶつぶが固まっていたり、サラサラではない状態になっていたりすると、ちゃんと湿気を吸っているということですのでご安心ください。

湿気の多い今くらいの季節なら、吸湿しやすいので反応が目に見えやすいかもしれませんが、湿気の少ない冬場などは、時間が経っても水にならず固まっている状態が長く続く可能性があるということを覚えておいていただければと思います。

――ちなみに、この水になったものはそのまま捨てても問題ないのでしょうか?

【担当者】 この水は塩化カルシウムが溶けた弱アルカリ性の水溶液になっていて、普通の水道水などとは違います。そのまま捨てずに、まずは大量の水道水と一緒に排水口に流して、薄めて捨てるようにしてください。

――花の水やりなどに使わないほうが良いのでしょうか?

【担当者】 良かれと思ってお花にあげると枯れてしまいますし、床にこぼすと湿気を吸い続けてベタツキが残ってしまいますので、ご注意ください。

――誤ってこぼしてしまうこともありますよね?

【担当者】 万が一こぼしてしまった場合は、すぐに、ベタツキがなくなるまで水拭きと乾拭きを繰り返してください。

――ありがとうございました。

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年7月15日放送分より

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