岡山県の北部、鳥取との県境にある真庭エリア(真庭市と新庄村)にて「真庭アートツアー」が開催される。同エリアのアートや文化をめぐるバスツアーで、様々なコースが用意されているという。
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雄大な自然や歴史ある街並み、豊かな食など興味あるものに合わせてコースは自由に選択できるのだとか。
●8月2日(土)【真庭の発酵 ガストロノミーコース】
伝統のある味噌や日本酒をはじめ、若手が挑戦するビール工房や日本原産ぶどうでワイン造りを行っているワイナリーを巡る。このほかのコースは下記。
●8月30日(土)【木材のまちコース】
●9月 6日(土)【滝と温泉アートコース】
●9月28日(日)【彼岸花と鍾乳洞コース】
●10月25日(土)【旅僧まにわ お寺巡りと御朱印アートコース】
●9月13日(土)・20日(土)【漆の雫 蒜山郷原漆器(ごうばらしっき)体験ツアー】
ヤマグリの木を芯から切りぬき、木目を生かした素朴でやわらかい使い心地の郷原漆器。真庭エリアの伝統工芸だが、つくり手が居なくなり一度は途絶えてしまった。しかし、この素晴らしい文化を後世に繋ぎたいと職人になったのがアメリカ出身のディロング・デービッドさん。そんな彼と一緒に“歴史・漆かき・塗り”を体験できるという。ツアー担当者は「皆さんの参加が郷原漆器の再生に繋がります。ぜひ力を貸していただければ嬉しいです」と話す。
真庭エリアはグルメも豊富だが、中でも新庄村で栽培されているブランド餅米「ひめのもち」の注目度は高い。人口約700人という小さな村全体で生産・加工・販売に取り組んでいるそうだ。これを生地に使った「豚まん」はもっちりとした食感が特徴。また餅以外にも麺類・大福・あられなどの開発にも力を入れている。
避暑目的なら、蒜山高原の涼しさは格別だという。夜になると心地よい冷気が肌に触れるそうだ。同高原では、音楽ライブと星空観察を楽しめる「ひるぜんスターウォッチング」も実施されるとのこと。
※ラジオ関西「木曜Clip」 2025年7月24日放送回「岡山県北 美の国Clip」より



