動画を投稿したゆたパパさん(@yutapapa_ikuji)に話を聞きました。現在、ゆきと君には生後4カ月になる妹えなちゃんがいます。えなちゃんの誕生後、7カ月の育児休暇を取得しているゆたパパさんは、育児中のリアルな記録をSNSで発信しています。
ーー300gピッタリだったときの、ゆたパパさんとママのお気持ちを教えてください。
「まさかの『ピッタリ賞』に、最初は本当に驚きました!一瞬、時が止まったような感覚になり、そのあとすぐに『すごい!ゆきと、やったね!』と家族で大盛り上がりでした。普段からなんとなく感覚派の息子なので、『これは奇跡だ…!』と、親としても驚きと誇らしさでいっぱいでした」
ーー突然の拍手喝さいを受けて、注目されたゆきと君。本人の反応はいかがでしたか?
「大勢の方から拍手をいただき、最初は『え?どうしたの?』とキョトンとした表情をしていました(笑)。その拍手や歓声が自分に向けられていると分かると、とても恥ずかしそうにモジモジしていました。帰り道では『ピッタリだったね〜!』と何度も話していて、本人もとても嬉しかったようです」
ーーえなちゃんが生まれてからの育児休暇期間を振り返ってみて、いかがでしょうか?
「この期間は、家族としっかり向き合える貴重な時間であり、子どもたちの成長を間近で感じられることに、日々喜びと感謝の気持ちを抱いています。もちろん、大変なことも少なくありませんが、それ以上に得られるものが多く、学びにあふれた毎日です。
正直なところ、育休をとるか非常に悩みました。勤務先は常に人手が足りない状況でしたし、育休を取得することで今後のキャリアに影響が出るのでは…という不安もありました。それでも最終的には、『人の目を気にして生きるのはやめよう』『会社は他にもある』『一度きりの育児の時間、自分の人生、後悔のない選択をしよう』と覚悟を決めました。
加えて、育休中の手当てが非常に手厚い制度であることも後押しとなり、『今しかない」』と決断し、取得に踏み切りました。結果として、家族とのかけがえのない時間を過ごせていることに、心から満足しています」
ーー育児休暇中の毎日を、SNSで発信するようになったきっかけを教えてください。
「大きく2つあります。1つ目は、育児休業は本当に素晴らしい制度なので、『会社の目』や 『世間体』を気にせず取得できるような社会の空気づくりに、少しでも貢献できたらという思いからです。
2つ目は、今後転職や起業を視野に入れる中で、自ら発信した経験や実績を『自分の武器』として活かしたいと考えたからです。育児をするパパとして、そしてひとりの挑戦者として、日々の体験を発信しながら前に進んでいきたいと思っています」





