サッカー・J1のヴィッセル神戸は30日、FW橋本陸斗選手(20)がJ2のロアッソ熊本へ育成型期限付き移籍することに決まったと発表しました。期限付き移籍期間は、2025シーズン終了まで。なお、橋本選手は契約により2025シーズン、ヴィッセル神戸と対戦する全ての公式戦に出場することができないとのことです。
東京都東村山市出身の橋本選手は、アカデミーから歩んだ東京ヴェルディでの育成組織を経て、2021年2月に15歳10か月26日という若さでJリーグデビュー、同年4月にプロ契約したドリブラー。J3・Y.S.C.C.横浜での1年半のプレーを経て、今シーズンからヴィッセルに完全移籍加入しましたが、ここまでのJ1リーグ戦では1試合の出場にとどまっていました。
橋本選手はヴィッセルを通じてコメントを発表。「この度、ロアッソ熊本に育成型期限付き移籍することになりました。ヴィッセル神戸に加入してから、トップレベルの選手たちとトレーニングを重ねることができました。その中で、自分自身の課題が多く見つかり、悩みながらも日々成長を感じる半年間でした。チームに何も貢献できずに移籍することになってしまったことは悔しいですが、次のチームで成長した姿を見せられるように日々精進してまいります。引き続き応援よろしくお願いします」と述べています。
今夏のヴィッセルは、橋本選手と同じく今年新加入のDF本山遥選手(26)が6月に期限付き移籍という形で前所属のJ1・ファジアーノ岡山へ復帰。7月中旬にはMF齊藤未月選手(26)が京都サンガF.C.へ期限付き移籍し、チームを離れました。
一方で、6月にJ1の横浜F・マリノスからDF永戸勝也選手(30)、7月上旬にはJ2・ブラウブリッツ秋田からFW小松蓮選手(26)が完全移籍加入。2選手は早速、即戦力として、チームに貢献しています。
さらに、7月25日には、順天堂大学DF入江羚介選手(20)の2027シーズンからの加入内定と2025年JFA・Jリーグ特別指定選手承認が発表され、7月27日にはFW宮原勇太選手(20)がグールニク・ザブジェ(ポーランド)から完全移籍加入。入江選手と宮原選手は7月28日のヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」FCバルセロナ戦でベンチ入りし、入江選手は途中出場でクリムゾンレッドデビューを果たしています。



