ロシアによる軍事侵攻から3年が経過したウクライナ。


一時は“断念”がささやかされた大阪・関西万博でのウクライナパビリオンでは、「Not for Sale(非売品)」をテーマに、戦時下のウクライナの状況や、自由、尊厳、レジリエンス(回復力)といった国民の価値観を紹介している。


展示品に付いたバーコードを読み取ると、現地の映像が流れ、ウクライナの人々が置かれている状況をより深く理解できるようになっている。
「ほら、この写真を見てください。僕たちの国・リトアニアでは街のいたるところにウクライナの国旗や、ブルーとイエローの“ウクライナ・カラー”をちりばめているんですよ」。バルトパビリオン(リトアニア・ラトビアの共同出展)の男性スタッフは、自身が撮影したスマートフォンの画像を見せてくれた。


いずれもロシアに面する国。エストニアを加えたバルト三国では、「平和が根付き、その芽を大切に育てている。自由は、バルトの食文化を代表するライ麦のように根を張り、丁寧に手入れをして、守られなければならないもの。だからこそ自由のために戦うウクライナを支え続ける」と訴える。







