【相続】←早めの行動が吉? トラブル避けるにはどうしたらいい? “重要ポイント”をプロが解説! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【相続】←早めの行動が吉? トラブル避けるにはどうしたらいい? “重要ポイント”をプロが解説!

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「相続」に関する相談が年々増加しているといいます。中にはトラブルが起きてから動き出す人も多いのだとか。複雑な問題を回避するためにはどうしたらいいのか、相続手続きを専門とする「株式会社よりそいたい」代表取締役・成澤優希さんに話を聞きました。

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 さて、相続と言っても何から手をつけたらいいのでしょうか。成澤さんによると、「まずは財産の洗い出し。そして『誰に何をどう渡したいか』という気持ちの整理」とのこと。これらをふまえ、遺言書作成などの法的手続きへと進んでいくのが一般的なのだとか。

「遺言とは財産に名を付ける作業」と述べる成澤さん。しかしながら印鑑や署名が抜けていたがために、思いを込めて書いた遺言書が無効になってしまうケースが少なくないといいます。

相続ではおさえておくべきポイントが多々ある

 また、不動産や金融資産・車などの一般的な財産に加え、企業経営者が持つ株式や事業承継についても言及。「会社はあくまでも会社の財産。個人の財産とは別物です。会社としての財産をどうしたいかは明確にしておくべき」と述べたうえで、「経営者としてそこのところは考えているにもかかわらず、自身の固有財産については全く着手していないというパターンが見受けられることも多々ある」と指摘しました。

 前職では保険業に携わっていた成澤さん。保険金の支払いだけでは顧客への支援が不十分だと感じたことをきっかけに、相続の専門家としての道に進んだといいます。「何からしたらいいのか、誰に相談したらいいのか分からない」という人には行政書士・司法書士・弁護士など各分野の専門家と連携し、包括的な支援を提供しています。

相続はプロのサポートを受けて解決するのもひとつの手段

 成澤さんの所に駆け込む相談者は共通して「生前に準備して相談しておけばよかった」と口にするのだそう。こうしたことからも、相続への理解を深めておくことの大切さが分かります。

 最後に成澤さんは「相続は『家族にバトンを渡す』ということ。そのための準備は、できるだけ早く始めるのがベターです」とメッセージを添え、取材をしめくくりました。

(左から)パーソナリティーの林歳彦、パーソナリティーの田中大貴、「株式会社よりそいたい」代表取締役・成澤優希さん

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2025年7月21日放送回より

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