
路面区間をゆっくり下って浜大津交差点で大きく右に90度カーブします。この光景はまるで大蛇の行進のようにも見えてしまう迫力。

『太秦天神川』から34分で、いくつもの急勾配・急カーブを通って、終点『びわ湖浜大津』に到着。かつてはここに江若鉄道の浜大津駅もありましたし、大阪天満橋から京津線直通の連接車「びわこ号」も走っていました。ここで石山坂本線と接続します。

2階の改札を出ると目の前に観光客船ミシガンなどが停泊する大津港があり、日本一の大きさを誇る琵琶湖の向こうには比良山系がひろがる大パノラマを楽しむこともできます。
京都~大津間では並行するJR東海道本線に所要時間・運賃・運転本数などでまったく歯が立たない京津線ですが、『御陵』~『びわ湖浜大津』のわずか16分間でも地下鉄・登山電車・路面電車の3つの魅力を存分に味わえる感動路線なんです。(羽川英樹)
(※編集部より…当初、京阪山科駅の周辺施設について、「駅の西側は大型商業施設や飲食街が広がるにぎやかなエリア、そして東側は桜の名所・山科疏水や、紅葉で有名な毘沙門堂もある閑静な観光エリア」としておりましたが、「駅の南側は大型商業施設や飲食街が広がるにぎやかなエリア、そして北側は桜の名所・山科疏水や、紅葉で有名な毘沙門堂もある閑静な観光エリア」でした。訂正のうえ、お詫び申し上げます。ご指摘いただいた皆さま、誠にありがとうございました。)





