まず目を引くのが、ネスレ草創期の乳児用ミルクの缶。1866年にネスレを創業したアンリ・ネスレは、乳幼児の栄養不足による死亡率の高さを解決するために開発された。


このほか、使用後の「キットカット」の紙パッケージで作った折り鶴、親鳥が雛を育む”ネスレロゴ”に込められた愛の精神を展示。


アート映像も興味深い。使用後に土に還すことができる紙製コーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」は、土を持った人の手を表現して次世代のコーヒーのあり方を問う。

コーヒーを抽出するポッドが使用後に土に還って自然に循環していく様子も表現している。


また世界的にポピュラーとなったチョコレートブランド「キットカット」のパッケージは、大切な人に応援や感謝の気持ちを伝えるコミュニケーションツールとして日本独自の文化を築いてきた様子を届ける。「キットカット」は、九州の方言で『きっと勝つとぉ(きっと勝つよ!)』と語呂が似ていることから、2000年代初頭から受験生の間に“応援ワード”として口コミで広まったという。
そして、生産地や農家とともに進めるコーヒーとカカオの再生農業「ネスカフェ プラン2030」「ネスレ カカオプラン」は、農家の支援と環境負荷の軽減に取り組む様子をひとつのアートにした。






