

このほか、使い終えた紙パッケージを再生する「アップサイクル」など、循環型社会に向けて原料の段階から商品が消費された後までの取り組みを紹介する。

アート映像や展示に加えて、4 月から展開している「ネスカフェ」と「キットカット」のスイスパビリオン向け特別商品、パビリオン内の「ハイジ・カフェ」限定スイーツやドリンクを楽しみながら、スイスの価値観やネスレの想いに触れることができる。


ネスレ日本の嘉納未來(かのう・みき)・執行役員はラジオ関西の取材に対し、「約160年前にスイスで生まれたネスレ、“一食一食の積み重ねが、将来も変わらず楽しめるように”との思いで、50年、100年先も変わらぬ味を提供するために何が必要かを考えたい」と話す。

そして「大阪・関西万博では原点に帰る意味を込めて、ネスレのルーツであるミルク缶を展示した。コーヒーやカカオの生産地農家とともに再生農業を考えるなど、循環型社会でのネスレのあり方を改めて問いたい」と力を込めた。

「地球(プラネット)」の展示ではネスレのほかに、持続可能な未来を目指すスイスが取り組む気候変動・環境再生・都市設計などの最先端技術と研究を紹介する。
ローザンヌ大学によるスイス国内の氷河分布の変遷を3万年前から振り返る「IceAgeCam:スイスのタイムマシン」や、スイス連邦工科大学チューリヒなどによる「トアアルバ-ロボットによる建築」なども出展した。






